【へらにハマってもいいですか? LEVEL.26】石井忠相インストラクターと長竿の底釣りを楽しもう!

企画説明
【へらにハマってもいいですか?】略して“ヘマですか?”はマルキユーアンバサダーの片原恵麻が、いろんな先生からへら鮒釣りを学びその楽しさをレポートし発信する連載です!
今回のミッション
まだまだ極寒が続く2月下旬。
今回は長竿を使ったバランスの底釣りに挑戦してきました。
前回はタナ取りをキッチリ学びました。
とはいえ、フィッシングショーなども挟みだいぶ期間が空いてしまっているのでしっかりできるのかドキドキ。
今回の先生は石井忠相インストラクターです!
今回の釣り場
今回訪れたのは、群馬県藤岡市にある三名湖。
水深があり、定期的に放流が行われている準山上湖です。
魚影も濃いことでも知られているので、厳寒期ではありますが期待が高まります。
レッスンスタート
忠相先生:「まずは底立てから始めるよ~」
私:「大丈夫かな~覚えてるかな~笑」
水深より少し浅い位置にウキをセットして、宙釣りのエサ落ち目盛りからチェック。
7目盛り出しの黄色。
ウキ下を深くして、タナ取りゴムに両バリを付けてタナを測ります。
道糸が斜めに張らないように注意して、竿先をあげウキの真下にタナ取りゴムがくるようにして水深を測ります。
ウキの位置を上下に動かし、トップ先端の赤の目盛りが水面にでる位置にウキをセットします。
忠相先生:「今これで底にハリが付いていて、道糸も張っている状態だね。」
私:「赤の目盛り(上から1目盛り)までが目の前の位置の水深ってことですね!」
忠相先生:「そして水面のところにトンボを付けて、エサ落ちメモリの位置のとトンボが合うようにウキを移動させると上バリトントンっていうよ」
忠相先生:「ちなみに、深くすることを『ズラす』、短くすることを『切る』って言うよ。最後に、タナ取りゴムを外して振り込んで、両バリが底に着いているときのエサ落ちを確認することも忘れずに。」
私:「メモメモ…」
底立てが完了し、次はいよいよエサ作りです。
今回の仕掛け
・サオ
18尺
・ミチイト
1号(ナイロン)
・ハリス
上0.4号(ナイロン)50cm
下0.4号(ナイロン)58cm
・ハリ
上4号
下4号
・ウキ
ボディ15.5cm 竹足 PCムクトップ
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
・トンボ(木綿糸)
今回のエサ
【上バリ】
「ダンゴの底釣り 芯華」200cc +水100cc
【下バリ】
「もちグル」 50cc +水50cc
しっかり吸水させます。
忠相先生:「グルテンはダマができないようにしっかりかき混ぜてね!今の時季は乾燥しているからたまに湿らせてあげるのもポイントだよ。」
釣り開始!
準備が整い、8時30分にスタート。
とりあえずエサを打っていきますが、特に反応は無し。
忠相先生:「ハリス2本を右手に持って、下バリの方を小指にかけて、左手で2つのエサを付けるとタイムロスを防げるよ。」
なるほど、確かに手間が省ける…!
忠相先生:「同じ場所にエサを多く打てる人には勝てないからね。リズムが大事だよ」
わたし:「はい!頑張ります!」
同じポイントにエサを毎回打ちたいのですが、なかなか難しい。
久々の長竿に暫く苦戦。
そんななか、10時50分頃、初めてアタリが!
私:「もう回収した方がいいですか?」
忠相先生:「いや、もうちょっと待とう」
再びアタリが!
少し遅れましたがアワせると
ギュイーン!!!
わたし:「やったーーーーー嬉しいーーー!!!!」
やっとの1枚、嬉しい瞬間です。
11時30分に昼食タイム。
ほかほかのお弁当、心も温まります。
12時に再スタート。
忠相先生:「エサを作り直して、、底立てもやり直そう。」
トンボがずれていたので、忠相先生がしっかり結び直してくれました。
忠相先生:「底が掘れていたり、糸が収縮している可能性もあるから、底立ては定期的にやろうね。」
上バリトントンの状態が再び完成しましたが、なかなか上手く振り込めません。
わたし:「やっぱり打つのが難しいな~」
忠相先生:「オモリを持つといいよ!」
わたし:「本当だ!!全然ちがう!!」
少しずつ振り込みの感覚が掴めてきました。
忠相先生:「今は池の状態が、寄せて釣るというよりも、回遊してきた魚を釣る感じになっているから、両バリともにグルテンにしてもいいかも」
先生のアドバイスどおりにして、ひたすら打つこと数時間。
寒さも相まって大分弱気になってきました。
残り時間あと30分程。
厳しい状況に、ほかのお客さんはほぼ帰ってしまいました。
しかし、少し風が弱くなり、打ちやすくなったかも?
そんなことを思いながら残り時間あと数分。
すると、ニュッとウキが水面下に入っていきます。
私:「!?!?」
咄嗟にアワせると竿がしなります。
私:「お願いだからバレないで!本当にお願い!」
丁寧にやり取りをして、見えてきたのはへら!
しかも良型!
私:「やったー!最後の最後にきたー!」
忠相先生:「よくやった!根性あるね!」
余りの嬉しさに先生とハイタッチ!
結局拾えたのは2枚ですが、達成感に溢れた1日になりました。
今日の教訓
一つ一つの動作を丁寧に。
長竿のバランスの底釣りは、繊細さと根気が求められる釣り方だなぁと痛感しましたが、その分1枚の価値が大きいと感じました。
また挑戦したいと思います。
18尺という長竿を使い、ちゃんと魚を釣ることができたエマちゃん。
今回は飛び切りタフなコンディションだったから、2枚でも上々だよ!!
長い竿が振れるようになれば、ペレ宙や沖宙、ボートの両ダンゴみたいにダイナミックな釣りができるようになるからこれからもきっと楽しい釣りに出会えるはず!
次回は暖かくなって、いよいよ盛期の釣りに突入かな?
乞うご期待!!