【へらにハマってもいいですか? LEVEL.25】西田一知インストラクターとカケアガリの段底に挑戦!

企画説明
【へらにハマってもいいですか?】略して“ヘマですか?”はマルキユーアンバサダーの片原恵麻が、いろんな先生からへら鮒釣りを学びその楽しさをレポートし発信する連載です!
今回のミッション
いよいよ本格的な厳寒期に突入!水温も大きく低下し、へらを簡単には食わせられない時季…この時季といえば底釣り。
前日からソワソワ。
そうなんです、わたし本当に底釣りのタナ取りが苦手なんです…今日は底釣りかなぁ、ちゃんとできるかなぁと不安な気持ちでいざ釣り場へ。
今回の釣り場
今回訪れたのは、東京都東久留米市にある弁天フィッシングセンターさん。
「真冬だし…」と、凍える寒さを想像して着込んでいったのですが、釣り場に到着してびっくり。
街中にあるからか、全然寒くない!!!
この時季は寒くないだけで嬉しい♩
金魚釣りとコイ釣りの釣り堀では子供達が半袖で釣りを楽しんでいました(笑)
レッスンスタート
わたし:「おはようございます!西田先生よろしくお願いします〜!」
西田先生:「おはよう!今日は短い竿で段底をやるよ!カケアガリだからちょっと難しいけどね~」
わたし:「か、カケアガリの段底…?難しそう…」
(タナ取りできるかな…もう忘れかけちゃったよ…)
西田先生:「とりあえず、仕掛けから作っていこうか!」
わたし:「はいっ!」
今回の仕掛け
・サオ
8尺
・ミチイト
1号(ナイロン)
・ハリス
上0.5号(ナイロン)15cm
下0.4号(ナイロン)50cm
・ハリ
上6号
下3号
・ウキ
ボディ 8cm PCムクトップ
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
・トンボ(木綿糸)
今回のエサ
バラケエサ
「とろスイミー」50cc+「粒戦」50cc+「粒戦細粒」50cc+水200cc
(5分ほど放置して吸水させた後)
+「ヤグラ」200cc+「セット専用バラケ」100cc
くわせエサ
「力玉大粒」(「さなぎ粉」漬け)
釣り開始!
西田先生:「まずはオモリの調整から始めようか。宙釣りの状態で、エサ落ち目盛りが9目盛り中7目盛りだしになるように調整してみよう!」
わたし:「はい!このウキで黄色のところですね。」
西田先生:「ちなみに魚を釣ると糸が伸びたり縮んだりするから、オモリが竿のどの位置にあるかも覚えておこう。」
わたし:「そっか、糸の長さに左右されちゃうのかぁ。今ちょうど竿尻の辺りですね。」
西田先生:「オモリ調整ができたらいよいよタナ取りだね。」
まず、フロートとタナ取りゴムをそれぞれウキと下バリに付けます。
とりあえず振り込んでみる。
わたし:「まだまだだぁ。」
西田先生:「それじゃあ、ちょっと手前にウキを寄せてみて。」
わたし:「…っえ!!!急にウキがでてきた!!!(・・;)」
西田先生:「そう、実はすぐそこに60度くらいの急なカケアガリがあるんだ。だから、平らな底でやる底釣りと違って、振り込む位置によって全然深さが変わってくるんだよ。振り込む位置を正確にしなきゃいけないよ。」
わたし:「カケアガリの段底ってそういうことかぁ…!じゃあ振り込みもかなり大事ですね。」
西田先生:「そう!じゃあ次はエサが付いていない状態で、ハリが底に着く位置が黄色だから、そこにトンボを合わせよう。」
わたし:「いっつもつまづくところだ…」
西田先生:「宙釣りのエサ落ち目盛りを黄色にしたよね。今ウキの黄色の部分がでてるってことは、ハリが完全には底に着いていない状態だね。」
わたし:「そういうことか!!!やっとちゃんとわかりました!(笑)あくまでもトンボの位置は水深の目安ってことで、ハリが底に着いてるかどうかはエサ落ち目盛りで確認すればいいんですね!」
西田先生:「そういうこと!で、若干2cmくらい深めのところにウキを設定しておけば、ちゃんとエサが底に着いている状態になるね。そこから釣りをスタートしてみよう!」
わたし:「やっとちゃんと底釣りのタナ取りを理解できた!!!スッキリ!(笑)」
西田先生:「一旦振り込んでみようか。」
西田先生:「今、黄色の目盛りの下のグリーンがでたよね。それはハリが底に着いている状態で、ハリの重さがなくなって多少目盛りがでてきてるってことだよ!」
8時30分
わたし:「よ〜し、釣るぞ〜!なんだかんだ結局1時間くらい準備にかかっちゃった〜」
やっと投入!
西田先生:「1回ナジませてバラケが抜けた後、くわせだけになってからチクッとアタるイメージかな。」
わたし:「小さいアタリかぁ、冬って感じ!」
西田先生:「そうそう、宙釣りだと糸が張ってるから魚が首をふったら大きいアタリがでるけど、今日の釣りは糸が底に着いているからアタリはどうしても小さいよね。」
そして西田先生は説明しながら早速1枚目!はや!
西田先生:「右に流れてるから振り込みは左目を意識してみよう♩ それと、もしバラケが抜けた後もエサ落ちメモリがでてこなかったら、それは振り込んだときに深いところにエサが落ちてるってことだよ!」
わたし:「わ〜、めちゃめちゃ右に流れてる…」
西田先生:「うん、今かなり右に糸が湾曲しちゃってて、もしかしたらハリが底から浮いちゃうかもしれないから2cmくらい深くしてみよう!」
ウキの位置を調整…
そして再び振り込むと…
わたし:「キターーーー!!!」
わたし:「深くして1投目できました!!!」
西田先生:「やっぱりハリがちょっと浮いちゃってたのかもね!よかった!」
ここから3投連続ゲット!
わたし:「めっちゃチクッとしたアタリ!楽しい〜!!!あと、アタるタイミングもわかるのがいい♩」
西田先生:「欲を言えば、ナジんでアタるまでの時間が長いから、エサを小さめに付けて沈没しないようにするといいかも。小さいエサを早く抜いて、食いアタリが早くでるようにするんだ。」
エサをなるべく小さく、その分しっかり付けるように意識します。
西田先生:「ウキがシモるっていうんだけど、今ウキが右に傾いているよね?それは下バリのエサが底に着いていて、引っ張られている証拠だよ♩」
わたし:「よかった〜、ちゃんと底に着いてた!」
お昼ご飯は前回来たときに食べてみたいなと思っていた肉汁うどん!
あったかい〜♩
久々に食べるかき揚げも最高!お腹も満たされて、午後も楽しめそう♩
お昼ご飯後も何投か振り込んでみたけどアタリでず…
西田先生:「今魚がウワズっちゃってるから、エサに『粒戦細粒』と手水を加えて下にバラけるようなエサに変えよっか。魚を下に向かせよう!」
わたし:「なるほど!『粒戦細粒』を入れたらいいのか。」
西田先生:「『粒戦細粒』は重くて縦に落ちるからね。右に流れちゃってるから、流されにくいものをチョイスするよ。あと、『力玉ハード(L)』を黄色に染めたやつ。これが今アタってるから、下バリに付けてみて!」
わたし:「やばい!エサ変えたらすぐにアタった!!!本当に楽しい!!!」
その後も割とコンスタントにアタリが。
わたし:「やばっ、いいアタリだったからついアワせちゃった!(笑)」
ちょっと早めのアタリだったけど、しっかり下バリにへらが。
西田先生:「それで釣れてるから今はそのアタリをとっても正解かも?」
わたし:「そっか!じゃあ続行します(笑)」
わたし:「! また早めのアタリだ!しかも引く!!!」
わたし:「わ〜!めちゃめちゃいいへらだ!まんまる!」
西田先生:「お!新べらだ!!!これはいい上がりべらになったね(笑)」
わたし:「段底、やっと克服した気がします!(笑)」
今日の教訓
丁寧なタナ取り!
やーーっと、ちゃんと理解できたタナ取り!ウキを使って水深を測り、ちゃんと底を取る!
途中でハリが浮いただけでも釣れなくなったので、タナの大事さを痛感しました。
タナ取りがやっと理解できたエマちゃん。
渋い時季だからこそ準備をしっかりする心構えができたみたいだね。
次回はもっと寒くなった超厳寒期に……
次回も乞うご期待!