【へらにハマってもいいですか? LEVEL.16】杉本 智也インストラクターと冬を楽しもう!|へら鮒天国

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【へらにハマってもいいですか? LEVEL.16】杉本 智也インストラクターと冬を楽しもう!


企画説明

【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!


前回の記事はこちら

 

今回のテーマ

【杉本 智也インストラクターと冬を楽しもう!Part.2】

今回のテーマは前回に引き続き、厳寒期のへら鮒釣りを楽しむこと!
前回は食事が一番のお目当てでしたが、今回のお目当てはズバリ、アタリ!!!
寒い冬でもへら鮒のアタリを感じたい!アタったときのドキドキを感じたい!ということで、行ってきます!

 

今回の釣り場

今回訪れたのは埼玉県川口市にある、つり堀 中の島センターさん。

こちらは“箱(ハコ)”と呼ばれる小規模かつ外周がフェンスなどで囲まれた釣り堀のため、比較的風の影響を受けにくく、冬のへら鮒釣りに最適です。水温も比較的安定していて、1年中釣果も見込めるとのこと。

また、室内には鯉釣りと金魚釣りが楽しめる釣り堀があり、ファミリーや友達との釣りにもピッタリです。
当日も室内釣り堀はファミリーやカップルの方で賑わっていました。

 

レッスンスタート

杉本先生:「お〜い!」

わたし:「杉本さんだ〜!お久しぶりです〜!」

杉本先生:「寒いね〜!!雨だね〜、というか雪だね!?(笑)」

わたし:「まさに冬って感じの天気ですね(笑)このドライバッグがあって助かった〜。」

杉本先生:「この天気の中へらバッグのセット運ぶのは大変だもんね。」

わたし:「必要なものだけこの中に入れて持ってきました♩」

 

今回の仕掛け

・サオ
8尺

・ミチイト
0.8号(ナイロン)

・ハリス
上0.5号(ナイロン)8cm
下0.4号(ナイロン)50cm

・ハリ
上7号
下4号

・ウキ
ボディ5cm パイプトップ カーボン脚

・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(木綿糸)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径 0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)

 

今回のエサ

杉本先生:「今日はメーターセットの釣りかなぁ。」

わたし:「この寒さなので、渋めと予想してエサは『ふぶき』の裏書きで浅ダナパターンでもいいですか?」

杉本先生:「そうだね、そうしよう!」

【バラケエサ】
粒戦」50cc「粒戦細粒」50cc+水150cc +「ふぶき」200cc「セット専用バラケ」100cc


【くわせエサ】
「力玉大粒」「さなぎ粉」漬け)

 

わたし:「程よくやわらかい〜。いい感じ!」

杉本先生:「そうそう。『ふぶき』はフカフカしていて、ゆっくりと落ちていくエサだからね。」

 

釣り開始!

準備もできたところでいよいよ釣り開始!

 

【7:50】

杉本先生:「厳しい時季だけど釣っていきたいね〜」

わたし:「池の中だけ風が強くないのが救いです〜!」

杉本先生:「前回は抜きセットの釣りだったけど、今回はメーターセットだから、タナを作る意味でもエサがチリチリとバラけていくイメージで付けてみようか。」

わたし:「今のエサのやわらかさだとすぐに溶けちゃってる!?もっとしっかりめに付けないとですね…」

エサを半分に分けて、片方を練り込みます。

 

【8:00】

わたし:「わぁ!!!釣れた!!!(笑)」

杉本先生:「早い!!!まだ10分しか経ってないよ!?」

わたし:「なんかすごくウキがフカフカ動いてるなぁと思ってたら釣れました!」

杉本先生:「それはバラケエサがくわせエサに降ってきたときに、ちょうど魚が集まってきてパクパクとエサを吸ってる動きだね。」

雨雪で厳しい寒さですが、朝からへらの姿を見ることができてハッピー!
心はポカポカ♩

杉本先生:「今見ている感じだと、バラケエサが溶けた後にアタっているね。それを意識していこう。」

それからしばらく、アタリはあるもののなかなか釣れず…

わたし:「ハリス短くしてみるのはいいですか?」

杉本先生:「もちろん!今はハリスが長い分糸が張ってなくて、魚のアオリで宙に舞ってアタリの伝達が弱い状況だね。しっかり糸が張ってアタリが強くでるように、下バリのハリスを5cm短くしてみようか。ハリスが長い分アタリが多くでてる可能性もあるから、短くして食いアタリに繋がるのか、アタリが極端に少なくなるのかをチェックしてみよう!」

下バリのハリスを50cmから45cmにカット。

ハリスの長さを変えてから1投目。

わたし:「わ!アタった!!!」

杉本先生:「今のいいアタリだったね〜」

わたし:「バラケエサが溶けてからアタる流れは変わらないけど、アタリ方が違う!強くなった!」

ハリスの長さを変えてから強いアタリが頻繁にでるように。

 

【9:30】

わたし:「キターーー!!!」

バラケがナジんで、2秒くらいでハリから抜けるとすぐにアタリが!

わたし:「やった〜!嬉しい〜!」

その後も連続でへらが!

わたし:「わぁ!上バリに食ってきてる!」

杉本先生:「今活性が上がってるから、上のバラケがナジんですぐのタイミングで食ってきたね。」

わたし:「本当に寒いけど、続けられるくらい楽しい〜!」

楽しすぎて、もっとアタリが欲しくなり、ハリスをさらに5cm短く40cmに。

わたし:「カラツンばっかりだけど、この時季にこんなにたくさんアタリがでるだけで嬉しい!(笑)」

杉本先生:「中の島センターさんは冬でもウキがよく動いてくれるんだよね〜。」

 

【10:45】

シュッ!

一同:「おぉぉっ!」

わたし:「また上バリに来た〜!!!」

杉本先生:「これはもう、『ふぶき』パワーだね。」

わたし:「どういうことですか?」

杉本先生:「今までの麩っていうのは重めだから下に降っていって、エサを待っててくれる魚が、仕掛けから遠くに行ってたんだ。でもこの『ふぶき』っていうのは、粒子が細かくてゆっくり落ちる軽さがあるからから、へらが仕掛けに接近してくるようなバラケなんだ。だから、このエサが漂っている上バリの方にへらが寄ってきて食べちゃうっていう。」

わたし:「なるほど〜!!!麩のちょっとした重さでもやっぱりエサとしての役割はだいぶ変わるんですね。」

杉本先生:「寒い時季だけど、『ふぶき』を使うことで上バリを食べにくる率も上がるのがいいね。」

わたし:「『ふぶき』、すごい!(笑)」

その後もアタリをたくさん楽しみ、10枚で終了!

あまりの寒さに凍え始め、お昼前で今回は終わりに。

カラツンも多かったけれどアタリをたくさんだせたので、今日は大満足!

 

今日の教訓

「エサの特性を活かせば釣果もアップ!」

今日は「ふぶき」をチョイスしたことによって、「ふぶき」のまとまって漂うエサの特性を活かすことができ、釣果を上げることができたようです。

へら鮒のエサはたくさん種類があり覚えるのも一苦労ですが、それぞれのエサの特性をもっと理解して使いこなせるようになりたいと思いました!

 

次回のミッション

わたし:「今日は1日ありがとうございました!めちゃめちゃ寒かったですが、この時季のツヌケは嬉しかったです!」

杉本先生:「楽しかったね〜。次回は少し暖かくなっているかな。」

わたし:「そう願います!(笑)ありがとうございました!」

 


今シーズンの冬は、ちょっと難しいテーマが多かった“ヘマっていいですか?”

だいぶへら鮒釣りが楽しい釣りだってことを感じてもらえたところで、
次回は本記事初の「純野釣り」に挑戦だ!

春は産卵期、いわゆる乗っ込みの魚たちが自然のフィールドで動きだす。

野釣りはオデコ(釣果無し)もあり得るから、ついに“ヘマっちゃう”かも?


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