【へらにハマってもいいですか？ LEVEL.5】吉田康雄インストラクターからメーター規定の釣りを学べ！
企画説明
【へらにハマってもいいですか！】略して“へマっていいですか？”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します！
今回のミッション
【吉田康雄インストラクターからメーター規定の釣りを学べ！】
今回私にへら鮒釣りを教えてくれるのは吉田康雄先生。
管理釣り場を中心に主にトーナメントで活動されていますが、春は大型に魅せられ野の釣り場へ頻繁に通うそうです。
数々の大会で結果を残し、2014・2022シマノジャパンカップでは優勝されるほどの実力の持ち主。また、人気ウキ師としても評価されています。
そんな吉田先生からメーター（１メートル規定の浅ダナ）釣りを学びます。
今回の釣り場
今回訪れたのは、神奈川県厚木市にある厚木へら鮒センターさん。
都内からも約１時間とアクセス良好です。魚のサイズは小ぶりな子から中くらいまでがメインで、魚影密度も濃く厳寒期でもアタリが多いのが特徴です。また池の深さも約４mと深すぎず、カッツケ釣りから底釣りまで比較的短めな竿で色んな釣り方を楽しむことができます。
またへら鮒以外に鯉釣りや金魚釣りも楽しめるため、友達やファミリーとレジャーでも楽しめるスポットです。
レッスンスタート
わたし：「おはようございます〜！すごい！魚がたくさん跳ねてる！」
吉田先生：「あれをもじりっていうよ。今日は活性が高そうだね〜」
わたし：「２月のへら鮒釣りは厳しそうなイメージが強かったので、ちょっとホッとしました。」
吉田先生：「今日はメーター規定の浅ダナセット釣りをやっていくよ。えまちゃんはセット釣りはやったことあるかな？」
わたし：「はい！チョーチンのセット釣りを以前萩野先生に教わりました。浅ダナは一度あるのですが、あまり掴めないまま終わったので今日教わるのが楽しみです！ちなみに“メーター”というのは何ですか？」
吉田先生：「釣り場によっては、タナ規定といって狙うタナの規定が定められている場所もあるんだ。今日お世話になる厚木へら鮒センターさんではウキ下１mの規定があるから、ストッパーゴムの下からオモリまでの長さを１mに調整してセット釣りをしていくよ。」
わたし：「なるほど〜！釣り場によって規定が違うんですね。では早速今日の仕掛けを教えてください！」
今回の仕掛け
・サオ
8尺（2.4m）
・ミチイト
0.8号（ナイロン）
・ハリス
上0.5号（ナイロン）8cm
下0.4号（ナイロン）35cm
・ハリ
上6号（両ダンゴ用）
下2号（くわせ用）
・ウキ
ボディ5cm パイプトップ カーボン脚
通常は4～4.5cmを選ぶことが多いですが、厚木へら鮒センターは魚に活性があるので、この時季にしては少し大きめのウキをチョイス。
※エサ落ち目盛り＝全9目盛り中（くわせエサを付けて）3目盛りだし
・その他
・ウキゴム（ウキの脚に合わせたサイズの物）
・ウキ止め（ミチイトに適合するサイズの物）
・板オモリ（0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着）
・ジョイント（「24」号）
今回のエサ
吉田先生:「今回は上バリにバラケエサを、下バリにくわせエサの『感嘆』をつけるよ。バラケエサは『ヤグラ』の裏書きにある浅ダナのブレンドでスタートしよう！」
・バラケエサ
「粒戦」50cc＋「粒戦細粒」50cc＋水150cc
５分ほど吸水させてから
「ヤグラ」200cc＋「セット専用バラケ」100cc
・くわせエサ
「感嘆」10cc＋水15cc
先生に習ったエサの使い方のコツ
吉田先生：「冬は吸水に時間がかかるから、朝イチにエサ作りを始めて、吸水させてる間に道具の準備をするとタイムロスを防げるよ。ちなみに、なんで先に吸水させるかは知ってるかな？」
わたし:「経時変化を防ぐためと、杉本先生から習いました！」
吉田先生：「そのとおり！詳しく説明すると、今日のエサの場合だと『粒戦』が硬いエサだから、やわらかいエサの『ヤグラ』を同時に入れると『ヤグラ』の方が水を吸ってしまってやわらかいエサに仕上がる。そして時間がたつとともに『粒戦』が『ヤグラ』から水分を奪っていき硬くなっていくから、最初と最後でエサの変化が激しくなるんだよ。」