【へらにハマってもいいですか? LEVEL.20】石井忠相インストラクターからエサの打ち分けを学べ!
企画説明
【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!
今回のミッション
【エサの打ち分けを学べ!】
今回のテーマは、硬いエサとやわらかいエサの打ち分けを学ぶこと!
やわらかいエサはなんとなく、エサ付けと振り込みが難しいイメージ…
そもそも打ち分けってどういうことだろう?
でも、今日やわらかいエサを打てるようになればレベルアップできそうな気がする…!
そんななことを考えながら、いざ釣り場に!
今回の釣り場
今回訪れたのは、茨城県筑西市にある筑波湖さん。
なんとこちらには通称“バコベラ”と呼ばれる肩の張った大型のへら鮒が数多く放流されているそう!そんなの、釣るしかない!
筑波山を眺める最高のロケーションにも相まって朝から気合満点です。
レッスンスタート
わたし:「おはようございます!忠相先生、よろしくお願いします〜!」
忠相先生:「おはよう〜!」
わたし:「めちゃめちゃ景色が綺麗ですね!」
忠相先生:「筑波山も見えるし、ここは最高のロケーションの管理釣り場だよ♩」
わたし:「ちなみに今日はエサの打ち分けを習うって聞いているんですが…」
忠相先生:「まずは、これまで教わってきたエサで両ダンゴの釣りをしてみよう!釣れない時間がやってきたらそこからが勉強だね!」
わたし:「わかりました!バコベラ釣るぞ〜!」
今回の仕掛け
・サオ
9尺
・ミチイト
1号(ナイロン)
・ハリス
上0.6号(ナイロン)30cm
下0.6号(ナイロン)40cm
・ハリ
上6号
下6号
・ウキ
ボディ6.5cm パイプトップ カーボン脚
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
今回のエサ
【前半】
「カクシン」400cc+「コウテン」200cc+「バラケマッハ」200cc+水200cc
【後半】
「カクシン」400cc+「コウテン」200cc+「カルネバ」100cc+水225cc
釣り開始!
【7:20】
わたし:「両ダンゴってなんか久々かも…!ダンゴはどのくらいのサイズがいいですか?」
忠相先生:「管理釣り場で、さらにここは浅いタナを狙うから小さめがいいね。セットのバラケやチョーチン両ダンゴのときは大きく付けるけど、浅ダナ両ダンゴは小さく付けてエサを持たせるのが大事だからね。大きいエサは、ぱっと見で持ちそうに見えるけど、エサの重量があるからハリにしがみつけずに落ちちゃうんだ。」
わたし:「そっか!!!確かに大きいエサの方が持つようなイメージがありました。」
エサをハリに合わせて小さめに付けた2投目。
早速アタリ!!!
わたし:「アタった!!!バレちゃったけど(汗)」
忠相先生:「いいよいいよ、どんどん強いアタリをだしていこう!」
【7:30】
忠相先生:「お〜今の振り込み良かったね~」
わたし:「やった〜」
と、その瞬間、
わたし:「キターーーー!!!嬉しい!」
バコベラサイズとまではいかないものの、綺麗なへらがやってきてくれました。
やっぱり、エサ付けも振り込みも上手くいったときに釣れるんだなぁと実感します。
1つ1つの動作を丁寧に行うことが大事ですね。
とは言いつつも、今日はタナ1mの浅ダナだから、やっぱり振り込みが一番難しい。
忠相先生:「振り込むときは竿を棒で使う、竿を立てれば振り込める。魚を掛けたら弓で使う、いかにしならせるかだよ。これを意識することが大事だね。」
わたし:「棒と弓!なるほど…名言だ…(メモメモ)」
忠相先生のアドバイスを頭に入れながら丁寧に振り込み。
わたし:「お!2枚目だ〜やった〜!良型!」
【8:05】
前回綿貫先生に習ったことを踏まえ、釣れているエサの状態をキープするように意識しながらエサも調整します。
朝からのアタリ方は、ナジんだ後ウキが戻ってきて、ツンッとしたアタリがでるパターンが多め。
その後なんと3枚連続!
わたし:「大きい〜!これが“バコベラ”ってやつですか?」
忠相先生:「それは完全にバコベラだね〜いいへらだ。」
わたし:「まんまるでゴールド!!!かっこいい〜!」
とても大きな正真正銘“バコベラ”
嬉しい!!!
朝から数も釣れ、厳寒期が終わったんだなぁと改めて実感します(笑)
わたし:「あっ…」
アワせ遅れた…
忠相先生:「声だす前に手をだしていこう!釣れなくても、アワせて終われた方がいいからね!」
わたし:「はいっ」
【10:00】
現在8枚。しばらくカラツンが続いた後、アタリもでなくなり…
わたし:「う〜ん…エサどうしたらいいんだ…硬めにしてもやわらかめにしてもウキがフワフワするだけ…」
忠相先生:「雰囲気が変わったね。エマちゃん、このエサを触ってごらん。」
忠相さんが使っているエサを触ってみると、
わたし:「…!!!やわらか!!!!」
プニプニというか、フニャフニャというか、とにかくやわらかい!
わたし:「想像以上にやわらかくてびっくりしました!」
忠相先生:「今のエマちゃんのエサは持ちすぎていて、魚が食いきれないように見えるね。硬いエサは持たせるのは簡単だけど、魚の口に入れるのは難しいんだ。逆にやわらかいエサは持たせにくいけど、一度口に入れたら離せなくなるからね。」
わたし:「そっか〜持たせたらいいってわけでもないのか〜。確かに硬いエサは食べにくそうかも。」
忠相先生:「後はアタる位置だね。朝のうちは、エマちゃんは硬めのエサを持たせて深い位置でアタリをだしてたよね。ただ10時くらいからはウキがナジんでからはアタらなくなったんだよね。今は高い位置でアタってるから、そこでアタリをだせるようにエサを調整していこう!」
わたし:「すごく納得!こうやってさらにエサを調整していくんですね。」
忠相先生のアドバイスに従って、使っているエサを手水でやわらかくした上に、「カルネバ」を手のひらいっぱい分追加!
わたし:「わぁ!『カルネバ』を入れたエサ、ただ基エサを水でやわらかくしたエサと全然違う!なんだろう、このプニプニ感?めちゃめちゃやわらかいけど、まとまりがあるというか…すごい!」
忠相先生:「ちなみに、エサをやわらかくした後はどうしてもバラケが早くなるから、気持ち大きめにハリに付けよう!」
エサを変えてびっくり。
すぐにアタリが!
わたし:「エサって本当に大事だなぁ…」
高い位置でのアタリに集中するため、ナジミきったらあまり待たずにすぐにエサを打ち直します。
わたし:「キターーー!!!大きい〜!!!」
わたし:「アタる位置を探すってこういうことなんですね!今まで、しっかりナジんでからじゃないとアタらないって勝手に思い込んでました(笑)」
忠相先生:「朝はしっかりしたエサでハリスを張って釣るのが正攻法。今の時間はやわらかいエサが動いて落ちていくナチュラルな動きがアタるね。」