【へらにハマってもいいですか? LEVEL.27】内島康之インストラクターと長竿のチョーチン両ダンゴを楽しもう!

企画説明
【へらにハマってもいいですか?】略して“ヘマですか?”はマルキユーアンバサダーの片原恵麻が、いろんな先生からへら鮒釣りを学びその楽しさをレポートし発信する連載です!
今回のミッション
今回のテーマは“長竿のチョーチン両ダンゴを楽しもう!”
魚の活性が上がる梅雨入り前、タッチとエサ持ちを調整しながら数釣り&良型に挑戦します。
円良田湖の大型べらをダイナミックに狙おうと思います!
今回の釣り場
今回訪れたのは、埼玉県寄居町にある円良田湖。
あんずの里に位置し、山上湖の中でも大型が釣れることで知られている人気フィールドです。
桟橋・岸・ボートとさまざまなスタイルで楽しめる釣り場ですが、今回は桟橋からの釣りに挑戦します。
レッスンスタート
案内してくれたのは、地元アングラーの内島康之先生。
私:「おはようございます!生憎の雨ですね(泣)」
内島先生:「これからどんどん強まるみたいだよ〜」
私:「えーーー!強まる前に釣りたいな…ちなみに今日はどんな釣り方ですか?」
内島先生:「長竿のチョーチン両ダンゴをやってみよう!ダイナミックな釣りで、これからの時季いちばん楽しいかもね!」
私:「ダイナミック!!楽しみです!」
早速仕掛け作りからスタート。
今回の仕掛け
・サオ
15尺
・ミチイト
1.2号(ナイロン)
・ハリス
上0.6号(ナイロン)50cm
下0.6号(ナイロン)65cm
・ハリ
上7号
下7号
・ウキ
ボディ13cm パイプトップ 竹足
11目盛り中7目盛りだし
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
今回のエサ
【前半】
「カクシン」500cc+「コウテン」200cc+水200cc
(ざっくりとかき混ぜて吸水後)+「バラケマッハ」100cc
内島先生:「先に芯を作るようにかき混ぜると、エサ持ちがよくなるよ。そこに『バラケマッハ』を加えることで、少し寄せ効果が高くなるんだ。」
【後半】
「カクシン」500cc+「コウテン」200cc+水200cc+「GD」50cc
釣り開始!
準備が整い、8時15分にスタート。
私:「やっと仕掛けできた〜(笑) 釣りたいな〜🎶」
15分ほどでウキに反応あり。
魚の寄りはあるが、なかなかハリに掛かりません。
私:「アタるけど…釣れないですね」
内島先生:「一旦エサをやわらかくして、魚が食べやすいエサにしてみよう!」
エサに水を加え、やわらかいタッチに。
すると、エサに手を加えてすぐウキが小さくちょんちょんと動き、スッと上がりました!
私:「よっしゃー!……あー、スレだった!」
何回かスレ続き…
しかし、ついにヒット!
私:「やったー!!!今日1枚目!!釣れたー!!!」
さらに2枚目も連続で!
9:13
ツンツンツンツ…
私:「キターーーー!」
内島先生:「さすが『カクシン』、芯が残ってたね〜」
3枚目ゲット!
9:18
チョン、チョン、チョン……
内島先生:「この後来るよ」
ズドーーーン!
私:「気持ちいい〜!型もいいし、まんまる!楽しいー!!」
直後に4枚目も追加!
私:「わ!上げたら食ってた!」
私:「まって、めちゃめちゃ引く!!!めっちゃ重いんですけど!!」
内島先生:「引きが強いでしょ。水深が深いから、魚を上げてくるまでのパワーがあるんだよね。それがこの釣りの魅力のひとつでもあるよね。」
私:「はい、ほんとにダイナミックですね!」
その後もアタリ続きで好調!
魚の活性が非常に高く、エサの微調整をしっかりすることで連続ヒットも!
ただし、寄りすぎてカラツンも増える場面もあり…
私の苦手な魚密集状態…
内島先生:「ちょっとエサをやわらかくして練りを加えてみようか。」
するとすぐに反応があり…
私:「アタった…わ!釣れた!!」
内島先生:「よかった!!タッチが重要だからね〜!」
私:「細かくエサの調整するの大事ですねほんとに。」
順調にポツポツと釣れ続くが、さらに釣りやすさを追求してブレンドを変更。
内島先生:「エサの微調整をしなくてもいいような、更に釣りやすいようなエサに変えてみようか。」
内島先生のアドバイスで、「バラケマッハ」を「GD」に変更!
内島先生:「魚の活性が高いから、もっとネバるエサにして、まとまりの良いタッチにしていこう。「バラケマッハ」の代わりに「GD」を入れることで、練らなくてもエサがまとまりやすくなるんだよ🎶」
エサを変えてすぐ、アタリ!
なんとリャンコも達成!
私:「うれし〜!エサ変えてよかった!!」
内島先生:「この調整を自分で気づけるといいね(笑)」
その後もタッチを微調整しながら釣り続けます。
しかしだんだんと雨風が強まり…
スタッフさん:「さすがに天気が厳しいね、12時半であがろうか。」
この日は朝から他に釣り人は0人、そのくらい悪い天候でした。
しかし、ポツポツと釣れるため釣り自体はとても楽しめ、結果24枚で終了!
プチ情報コーナー
12:30に釣りを終了し、おなかが減ったスタッフ一行が向かったところは、寄居駅前にある「食堂 今井屋」さん。
円良田湖から車で10分と近場にあり、地元では美味しいと評判のカツ屋さんです。
寒かったのでみんなでほっこりおいしく「かつ丼」をいただきました!
ソースにくぐらせたとんかつをオンザライスするスタイルの所謂タレカツで、優しい味付けながら、食欲をそそられるラード揚げの香りがたまりません。
お弁当も気軽に注文できるので、円良田湖にきた際はぜひ視野に入れたいグルメです。
今日の教訓
大型狙いでしっかり引きを味わえる、長竿チョーチン両ダンゴの釣り。
魚の寄り方・活性に合わせて、タッチやブレンドを調整することで確実に釣果へとつながることを実感できました。
また、釣れにくいエサから釣りやすいエサへブレンドを変えて調整していくことは今までも習ってきましたが、「釣れるエサから、より簡単に釣れやすいエサに調整していく」というのが盲点でした。
約3カ月ぶりのへら鮒釣りだったエマちゃん。
4時間で大型べらを24枚も釣ったのって、実は一番いい釣りしてたかも?
15尺での振り込みは充分だし、魚とのやり取りはまったく申し分なくなってきたね!
次はちょっと難しい状況を体験してもらおうかな?
乞うご期待!