【へらにハマってもいいですか? LEVEL.13】萩野孝之インストラクターから新べら狙いの釣りを学べ!|へら鮒天国

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【へらにハマってもいいですか? LEVEL.13】萩野孝之インストラクターから新べら狙いの釣りを学べ!


企画説明

【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!


前回の記事はこちら

 

今回のミッション

【萩野孝之インストラクターから新べら狙いの釣りを学べ!】

今回は、萩野先生から新べら狙いの釣りを教えていただきます!

前回岡田先生からすごく面白い釣りだと聞いていたので、とても楽しみにしていました。
ただ、どうやら長竿を使うようで…しっかり振れるかドキドキもありますが新べらに出会えることを期待して頑張っていきます!

 

今回の釣り場

今回やってきたのは、千葉県富里市にある富里乃堰さん。

木々に囲まれた空間の中にある自然の池を思わせるような釣り場です。
外周にしか釣り座が無いのも特徴で、基本は沖を釣る釣り場のようです。
近年メジャートーナメントも開催されているとのこと。



 

レッスンスタート

萩野先生:「おはよう!」

私:「おはようございます!今日は新べら狙いと聞いているんですが、どんな釣り方ですか?」

萩野先生:「今日は両グルテンの宙釣りをやってもらうかな。」

私:「久々のグルテン!ちなみに、新べらが釣れるのはこの時季だけですか?」

萩野先生:「場所によっても違うけど、気温が低くなり始めるこの時季に全国の釣り場に新しいへら鮒が放流されるから、今が新べらのシーズンとよく言われるね。新べらは1回もハリがかりしていないから魚体が綺麗なのと、とにかく元気で強烈な引きが楽しめるんだ♪」

私:「わ〜楽しみです!新べら釣れるといいなぁ。」

 

今回の仕掛け

・サオ
15尺

・ミチイト
1号(ナイロン)

・ハリス
上0.6号(ナイロン)50cm
下0.6号(ナイロン)65cm

・ハリ
上6号(両ダンゴ用)
下6号(両ダンゴ用)

・ウキ
ボディ10cm PCムクトップ カーボン脚
※エサ落ち目盛り=全11目盛り中8目盛りだし

・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)

 

今回のエサ

「新べらグルテン」100cc+「わたグル」100cc
よく混ぜ合わせてから水200ccを入れて混ぜる。


萩野先生:「混ぜムラを防ぐために、水を注ぐ前に粉の状態でよく混ぜておくこと、水を注いだ後に粉っぽさがなくなるまで素早くかき混ぜることが大事だよ。」

 

釣り開始!

【7:40】

準備もできたところでいよいよ釣り開始!…の前に、まずは15尺の竿を振る練習から。

私:「難しい、、、。」

萩野先生:「ここを持って、竿先を水面あたりから振り始めて、遠くに飛ばすようなイメージで。」

数投繰り返して練習。

私:「こんな感じかな?」

萩野先生:「だいぶよくなったよ!あとは回数の積み重ねだね。」

私:「頑張りますっ」

萩野先生:「それじゃあエマちゃんに問題です。魚は沖にいる?手前にいる?どちらでしょう。」

(沖!と思うけど、いつも足元も真っ黒になってるもんなぁ…)

私:「…沖?」

萩野:「正解!新しくここにやってきた魚からしたら、とりあえず手前よりは奥、狭いとこよりは広いとこに行こうってなるよね。」

私:「確かに!だから今日は奥の方の釣り座で、15尺を使うんですね!」

萩野先生:「そのとおり!じゃあ次は、集魚材に寄ってくるのは新しい魚?それとも古い魚?」

私:「新しい…いや、古い魚?」

萩野先生:「古い魚は集魚材がたくさん入っているエサの味を覚えているから、ダンゴエサを入れたらもちろん寄ってくるよね。だから今日のような新べら狙いの釣り方では集魚材の入っていないグルテンのエサを使うよ。」

私:「そういうことだったのか〜!スッキリ!魚の気持ちを考えるのって大切ですね。」

萩野先生:「ここでまたまた問題です!グルテンエサって繊維だよね?エサを持たせるにはハリを上から刺す?下から引き上げて刺す?」

私:「ん~、、、、?」

萩野先生:「繊維を引っかけるんだから、絶対下から引き上げたほうがいいんだよ!」

私:「はい!」

エサをハリに付けていよいよ釣りスタート!

萩野先生:「初めのうちは両ダンゴのときと同じで、ウキがナジんだらどんどんエサを切って魚を寄せましょう。」

振り込みの練習も兼ねつつ、どんどんエサを打っていきます。
ひたすらエサを打っていると、だんだんとウキが止まったり、糸ズレがではじめたり…

萩野先生:「あ、ウキの周りに泡がではじめたね。あれは魚がいる証拠だね。あと、ウキがナジむまでに時間がかかるのも魚が集まってきた証拠だよ。」

私:「だいぶ寄ってきたかな?そろそろ釣れるかな〜」

なんて話していると、グッグッグッと三段階でウキが動きました。

私:「今のアタリだったかな…アワせどころがわかんなかった…」

萩野先生:「はじめはウキが動いたらどんどんアワせていこう!怪しいと思ったらすぐにアワせる!」

私:「わかりました!」

 

【8:20】

数投したところで、アタリが!

私:「やったー!!!1枚目!」

私:「ん〜。引きが強い気もするけど、新べらではないかな?」

見てみると

萩野先生:「新べらではないけど、とりあえず1枚目おめでとう!!!」

その後もコンスタントにアタリが!今日はカラツンが少ないのが嬉しい!

 

【9:00】

私:「わーい!またきた!ちょっと引きが強いかも…」

いろんな方向にへらが走ってなかなかタモに入らない…

私:「やっとだ!あ、これは新べらですか?」

萩野先生:「お、それは新べらだね。どう、だいぶ違うでしょ?」

私:「はい!フォルムがめちゃめちゃ綺麗です!こんなに丸いんですね!」

無事でっぷりとして綺麗な新べらに出会えました♪

 

【11:00】

一旦お昼ご飯に。

事前に注文していたお弁当を釣り座まで届けてもらえます。

今日のお弁当は焼き鳥丼。
ちょうど焼き鳥食べたかったんだ〜なんて思いながらモグモグ。