【へらにハマってもいいですか? LEVEL.10】西田一知インストラクターから野釣りの底釣りを学べ!~はじめての長竿編~|へら鮒天国

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【へらにハマってもいいですか? LEVEL.10】西田一知インストラクターから野釣りの底釣りを学べ!~はじめての長竿編~


企画説明

【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!


前回の記事はこちら

 

今回のミッション

【西田一知インストラクターから底釣りを学べ!~はじめての長竿編~】

今回は前回に引き続き野釣りに挑戦!
前回とても楽しかった野釣り。釣行前からとても楽しみでした。

今回私に底釣りを教えてくれるのは、西田一知インストラクター。
「関東へら鮒釣り研究会」会長であり、30尺の長竿も操れちゃう長尺の猛者だそう。30尺…すごい…

 

今回の釣り場

今回訪れたのは、埼玉県本庄市にある間瀬湖・一力桟橋。

間瀬湖は魚影が濃く、適度な水深もあるため初心者でもいろいろな釣り方で楽しめるそうです。
前回はボートでしたが、今回は桟橋からへら鮒釣りを楽しみます。桟橋からなので、ロケーションを満喫しながらも手軽に楽しめるのがいいですね!


 

レッスンスタート

わたし:「おはようございます〜!」

西田先生:「おはよう〜!」

わたし:「しっかり土砂降りですね(笑)」

雨男と噂で聞いていた西田先生。
たまたまだろうな〜と思っていたのですが、曇り予報だった当日、釣り場に向かっている途中から大雨に…本当に雨が降ってきて驚きました(笑)

西田先生:「でも大丈夫、いつも最後には晴れるから安心して!」

私:「今日一日よろしくお願いします!!」

 

今回の仕掛け

・サオ
16尺

・ミチイト
1号(ナイロン)

・ハリス
上0.6号(ナイロン)30cm
下0.6号(ナイロン)37cm

・ハリ
上5号(両ダンゴ用)
下5号(両ダンゴ用)

・ウキ
ボディ 13cm パイプトップ 竹脚
※エサ落ち目盛り=全11目盛り中両バリが底についた状態で9目盛りだし

・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
・トンボ(木綿糸)


 

今回のエサ

「ダンゴの底釣り 芯華」200cc+「ペレ底」100cc+水150cc

エサが固まるまで時間を置き、半分を小分けにして使用。
エサがしっかりナジむようにエアーを抜く。

 

まずはセッティング

西田先生:「今日は底釣りだから、まずはタナ取りから始めるよ!」

わたし:「わ〜久々だ!覚えてるかな…」

1.ウキを浅めに設定して振り込み、オモリだけ付けてバランスを図る。数目盛り水面からでたところで止める。

2.両バリとタナ取りゴム、フロートをつける

3.振り込んでトップが水面から少しでるようにウキの位置を調整する
※このとき、ウキ~オモリが垂直になっているように気を付ける。

4.振込み位置の前後左右のタナも確認する(竿を少しあげてずらして確認する)

5.トンボの位置を水面に合わせた後、ウキの位置をエサ落ち目盛りにしたい目盛り+2cm深く調整する

6.タナ取りゴムとフロートを外して再度振り込み、エサ落ち目盛りが水面にでるようオモリ調整をする。


※両バリが底についた状態でエサ落ち目盛りの調整をすると間違いが起こりにくいそうです。

 

 

釣り開始!

【7:30】

わたし:「今日は長竿と聞いているんですが、何尺ですか?」

西田先生:「今日は16.5尺を降ってもらう予定だったんだけど、想定よりも減水しているから16尺を振ってもらおうかな。」

わたし:「16尺!?そんな長い竿振れるかなぁ…心配…(笑)」

と、不安な私の隣で早速西田先生がへらを釣っています。

わたし:「早い!!!ちなみに、エサはどのくらいのサイズがいいですか?」

西田先生:「1cm弱くらいの大きさに付けるといいよ!底釣りのエサは底に落ちると倍くらいに膨らむんだ。それに、ここのへらはサイズも小さめだから大きいエサは食わないし、バラシも増えちゃうんだ。」

わたし:「なるほど〜!ありがとうございます!」

西田先生:「魚を寄せていく宙釣りと違って、底釣りは底に元々いる魚を釣っていくからそれを意識してみるといいかも!」

しばらくエサを打ちますが、なかなかアタりません。

 

【8:00】

西田先生:「エサが結構硬くなっちゃっててへらがエサを吸い込めてないようだから、手水でちょっとだけやわらかく調整してみよう!」

言われたとおりにエサをちょっとだけやわらかくして投入すると、すぐにアタリが!!!

わたし:「1枚目〜!やった〜!!!楽しい!」

エサがちょうどよいようで、連発!

 

西田先生:「それよりも思ったより長竿も振れてるね!教えることなくなっちゃうよ(笑)」

わたし:「そうですか?よかった〜!」

 

前々回の長村先生と前回の石井先生から教わったように、エサを右めに打ち、糸を左に倒してからエサの上にウキが来るように振り込みます。
焦らずにゆっくりとこの動作を行うと、私でもちゃんと振り込める!♪

しかし暫くすると、ウキが立つ前に微妙なアタリが頻繁にでるようになりました。

わたし:「このアタリはアワせちゃってもいいんですか?」

西田先生:「う〜ん、なるべく耐えたほうがいいかな。今の時間、魚が底から上がろうとしてるから、途中のアタりをとっちゃうとそこでエサがバラけちゃってどんどん底から魚が居なくなっちゃうんだ。」

わたし:「そっか!それだと底釣りが成立しなくなっちゃいますね。」

そこで、エサがちゃんと持つように押し練りしながらエサを調整していきます。
途中の小さなアタリも耐えてエサ打ちを続けていくと、ちょうどよくナジんでいくようになりました。

わたし:「キターーー!!!やっぱりちゃんとエサが持ってうまくナジんだときにアタりますね!」

細かいエサの調整で釣果が全然変わってきてしまうところが、へら鮒釣りならではの面白さ!

 

【11:00】

西田先生:「エマちゃんは今何枚?」

わたし:「今11枚です!」

西田先生:「お!とりあえずツ抜けおめでとう!それじゃあ一旦お昼にしようか!」

ということでお昼休憩。雨も止み、カンカン照りになってきました。
暑くなってくると、雨が欲しくなってきますね…