【へらにハマってもいいですか? LEVEL.8】長村康義アドバイザーからエサ合わせの基本を学べ!~はじめてのチョーチン両ダンゴ編~
企画説明
【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!
今回のミッション
【長村康義アドバイザーからエサ合わせの基本を学べ!~はじめてのチョーチン両ダンゴ編~】
「へらにハマってもいいですか?」も、ついに初遠征!どの釣りも遠征はワクワクしますね。
今回向かうのは中京地区。はじめての地で私にへら鮒釣りを教えてくれるのは、長村康義アドバイザー。中京地区を代表するトーナメンターで、得意な釣りはチョーチン両ダンゴとのこと!また近年は朝日池というへら鮒の管理釣り場も運営されています。
今回の釣り場
今回訪れたのは、岐阜県海津市にあるつつじ池さん。
一級河川大江川を仕切っている、所謂「寄せ場」と呼ばれる形のへら鮒釣り場で、中京地区には多いスタイルです。
大自然の中に桟橋が浮かんでいて、一方には川が広がり、一方には壮大な山が連なっており、抜群のロケーションです。また、つつじ池さんのへら鮒は平均してサイズが大きく、強い引きを1日中楽しむことができます。
レッスンスタート
わたし:「おはようございますー!!!」
長村先生:「ようこそ中京へ!」
わたし:「景色も抜群で今からワクワクしています!今回もエサ合わせを習いたいのですが、今日はどんな釣り方がいいですか?」
長村先生:「今日は僕が得意なチョーチンの両ダンゴでやってみよう!」
わたし:「両ダンゴをチョーチンでやるんですね!チョーチンはセットしかやったことがないので楽しみ!!」
長村先生:「それじゃあ早速準備していこう!」
今回の仕掛け
・サオ
9尺
・ミチイト
1号(ナイロン)
・ハリス
上0.6号(ナイロン)45cm
下0.6号(ナイロン)60cm
・ハリ
上7号(両ダンゴ用)
下7号(両ダンゴ用)
・ウキ
ボディ12PCムクトップ カーボン脚
※エサ落ち目盛り=全13目盛り中7目盛りだし
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(木綿糸/ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.3mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
今回のエサ
今回使ったエサはこちら。
①「カクシン」400cc+ 「BBフラッシュ」200cc+「コウテン」200c+水275cc+「バラケマッハ」200cc
②「カクシン」400cc+ 「BBフラッシュ」150cc+「コウテン」200c+「ダンゴの底釣り夏」50cc+水275cc+「バラケマッハ」200cc
釣り開始
【6:45】
わたし:「初めのエサ(①)ですが、作るときに気をつけることはありますか?」
長村先生:「最初に『カクシン』と『BBフラッシュ』と『コウテン』を軽く混ぜてから水を入れ、吸水する前に素早くかき混ぜよう。全体に水がゆき渡ったら、吸水が落ち着く前に『バラケマッハ』を振りかけて絡めるように混ぜること。」
わたし:「ちなみに『BBフラッシュ』を入れることでどんなエサになるんですか?」
長村先生:「『BBフラッシュ』はネバリが強くてフカフカしている感じかな。『浅ダナ一本』の方が細かくて軽いエサという感じだね。『BBフラッシュ』を入れることで、持たせようと思えばも持たせられるような、タッチの調整がしやすいエサになるからチョーチン釣りにはこっちの方が使いやすいかな。」
わたし:「なるほど〜!では初めはエサの種類を変えていくというよりは、タッチの加減でエサを調整していこうと思います。」
長村先生:「ちなみにこのブレンドは、バラけながらも割れ落ちしにくいのが特徴だよ。」
わたし:「周りからバラけていく感じですね!ちなみにエサのサイズ感はどんな感じですか?」
長村先生:「少し大きめがいいかな。7号のハリよりひとまわり大きいかな。」
早速1投め。
わたし:「ん〜なかなか振り込みがうまくいかないです。。。」
長村先生:「今日はハリスが長めだからね。コツとしては、竿をまっすぐにして水面をチョンって軽く叩いてみて。そうしたら水面に波紋の輪っかができるよね。その輪っかの中心を目指してエサを振り込んでみるといいよ。」
わたし:「こんな感じかな」
わたし:「すご〜い!!わかりやすいです!!!」
朝から活性が良く、ウキがよく動きます。
(アタリが多いと多いで本アタリを見極めるのが難しい…)
【7:18】
わたし:「きたーーーーーーー!!!」
わたし:「大きいー!!!!」
長村先生:「個体が大きいから引きも楽しいでしょ〜?でもまだまだ大きいのがいるんだよ。40cm台もいるから、かかったらきっとビックリするよ~。」
わたし:「ええええ!?40cm以上のへら鮒!?すごい。。。釣ってみたいな〜」
引き続き投入。
わたし:「ウキがなかなか立ち上がらない…(笑)」
長村先生:「もう1つ振り込みのポイント!右利きなら、エサをちょっと右目に落としてエサの左にオモリ、そしてそのもう少し左にウキが落ちるように振り込むといいよ。水面の魚に邪魔させないためにもちょっとやってみて!」
わたし:「こんな、感じかな?」
長村先生:「そうそう!うまいうまい!」
わたし:「釣れた〜!!!!楽しい〜!!!」
順調に釣り続け、9時で6匹目。
わたし:「すごい、この子食い上げてきた〜笑」
わたし:「今釣れてるけど、ウキが立ち上がるまでの時間がちょっと長くなったような…先生、こんなときはエサはどう調整したら良いですか?」
長村先生:「そうだね。『ダンゴの底釣り夏』を振りかけてみようか。バラケ性を少し抑えて、重さで少し速く沈ませることができるから、今のエサよりもチョーチンのタナまで早く到達させられるようになるよ。」
わたし:「なるほど〜!分量はどのくらいですか?」
長村先生:「こんな感じで塩を摘んで入れる要領でやってみよう。」
わたし:「これだけで変わるんだ〜。面白いな〜」
試しに調整前のエサと『ダンゴの底釣り夏』をパラパラと加えたエサを足元に落としてみると、違いは一目瞭然。
微妙な違いでエサが大きく変わるのが、へら鮒釣りの難しさでもあり面白さでもありますね。
そしてエサを調整してすぐに気持ちよくアタります!
わたし:「楽しい〜!!!楽しすぎる〜!天気もいいし、最高です!!!」
長村先生:「えまちゃんのエサ付けが上手いのも釣れてるポイントだよ。エサを持たせられないとそもそもアタリもだせないからね。」
わたし:「ありがとうございます(泣)。先生たちに恵まれているので(笑)」
【10:30】
なんだかお腹空いたなぁ…そう思っていたタイミングでお弁当が!!!
せっかく中京に来たということで味噌カツ弁当にしました。
周りをみると、みんな味噌カツ弁当。そうなりますよね。(笑)
お肉がやわらかく、赤味噌がよく絡んでいてとても美味しかったです。
最高!!!