【へらにハマってもいいですか? LEVEL.2】萩野孝之インストラクターからエサ付けのコントロールを学べ!
企画説明
【へらにハマってもいいですか!】略して“へマっていいですか?”はマルキユーアンバサダーに就任した“えまたん”こと片原恵麻が、へら鮒釣りを一から教わり、一人前の“へら師”になることをテーマに自ら執筆連載します!
今回のミッション
【萩野孝之インストラクターからエサ付けのコントロールを学べ!】
今回わたしにへら鮒釣りを教えてくれるのは萩野孝之先生。萩野先生は管理釣り場から野釣りまであらゆる釣りをこなすオールラウンダーとのこと。また、あらゆるトーナメントで輝かしい成績を上げている、言わずと知れたトップトーナメンターです。そんなトッププロの萩野先生からへら鮒釣りで最も重要なエサ付けのコントロールを学びます。
今回の釣り場
今回訪れたのは埼玉県羽生市にある椎の木湖さんです。収容人数416名を誇る大型の管理釣り場で、さまざまなへら鮒釣り大会が開催されるメジャーな釣り場で知られています。また、椎の木湖さんのへら鮒は型の良さと綺麗さにも定評があります。女性や初心者でも大きなへら鮒を釣り上げられるかもということで、朝から期待が膨らみます。
広大な釣り場なので少し緊張しますが、
女性でも安心して釣りができる環境なのでほっとしました~。
レッスンスタート
わたし:「おはようございます!先生…今日玉網を忘れてしまって…。」
萩野先生:「ハハ、大丈夫だよ。椎の木湖さんには自動計量機が設置されているから玉網も借りられるんだよ。」
わたし:「そうなんですね!(良かった〜〜〜。)前回岡田先生から“エサ付けのコントロールを教わって!”と言われたんですが浅ダナ両ダンゴで大丈夫ですか?」
萩野先生:「いや、今日はチョーチンのセット釣りというものをやっていくよ。寒くなって水温が下がるとへら鮒たちは大きいエサは直接食べず、バラけたエサの粒子だけを吸い込みに来るんだ。そういった状態を利用して、上のハリにはバラけるエサを、下のハリには吸い込みやすい小さなエサを付けて狙う釣りを、バラケにくわせのセット釣りというよ。今回だと、漂う粒子のなかにくわせエサをまぎれさせるイメージだね。」
わたし:「なるほど!バラけるエサで魚をポイントに寄せて、くわせるエサで魚を釣るということですね!」
萩野先生:「ちなみにチョーチン釣りとは、ウキの位置を竿先付近にして深い水深を釣る釣り方なんだ!振り込みは浅ダナの釣りよりも楽になるけど、水深がある分エサのコントロールは難しくなるから練習にうってつけだよ。それじゃあ早速仕掛けを一緒に作っていこうか!」
今回の仕掛け
・サオ
8尺(2.4m)
・ミチイト
1号(ナイロン)
・ハリス
上0.5号(ナイロン)10cm
下0.5号(ナイロン)60cm(途中で50cmに変更)
・ハリ
上7号(両ダンゴ用)
下4号(両ダンゴ用※くわせ用でもよし)
・ウキ
ボディ「7」cm 「PCムク」トップ 「カーボン」脚
※エサ落ち目盛り=全11目盛り中(くわせエサを付けて)7目盛りだし
・その他
・ウキゴム(ウキの脚に合わせたサイズの物)
・ウキ止め(ミチイトに適合するサイズの物)
・板オモリ(0.3mm 厚 内径0.4mm ウレタンチューブ装着)
・ジョイント(24号)
今回のエサ
萩野先生:「今回は付けやすさ重視のエサでいこう。ちなみに前回の両ダンゴでは何のエサを使ったの?」
わたし:「前回は「カクシン」を使いました!」
萩野先生:「じゃあ今日は「カクシン」を使ってバラけるエサを作ってみよう。」
・バラケエサ
「カクシン」200cc +「ヤグラ」200cc +水100cc(一旦ザックリ混ぜ合わせてから約5分放置後)+「粒戦」30cc(途中から60ccに変更)
後半は「カクシン」200cc+「バラケマッハ」200cc +水100cc(一旦ザックリ混ぜ合わせてから約5分放置後)+「粒戦」30cc
・くわせエサ
「感嘆」15cc+水15cc(シェイクではなく、粉と水を指先でかき混ぜると均等に混ざりやすい。)
先生に習ったエサの使い方のコツ
萩野先生:「エサを5分放置している間に自動計量機の電源を入れて、釣りの準備をするよ。」
わたし:「時間の有効活用ですね!ちなみにエサはどのくらいの大きさがいいですか?」
萩野先生:「はじめは魚を自分のポイントに寄せる必要があるから、大きめにつけてみよう。だいたい100円玉くらいだね!」
わたし:「萩野先生…くわせエサが手に引っ付いてなかなかハリにさせません…。」
萩野先生:「(あのネイルじゃあなぁ…)くわせエサは、手に水をつけると扱いやすくなるよ~。あと、針先が少しだけ出るくらいでつけてみよう。」
ということで、バラケとくわせのエサ付けが完了。
次のページはいよいよ実釣スタート!!